【10月21日 AFP】22-23NBAは20日、各地で試合が行われ、ヤニス・アデトクンポ(Giannis Antetokounmpo)を擁するミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)が90-88でフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)に競り勝ち、シーズン初戦を白星で飾った。

 通算2度のレギュラーシーズン最優秀選手(MVP)選出を誇り、2020-21シーズンにバックスがNBAファイナル制覇を果たす立役者となったアデトクンポは、この試合でトリプルダブルに迫る21得点、13リバウンド、8アシストの活躍をみせた。

 対するシクサーズは、チーム最多の31得点をマークしたジェームズ・ハーデン(James Harden)が第4クオーターだけで16得点を記録すると、チームはこのクオーターに連続13得点を挙げるなどして追い上げ、試合時間残り2分弱で86-84と逆転。これで試合開始直後以来となるリードを奪ったものの、そのチャンスを生かすことはできなかった。

 バックスは残り約24秒でウェズリー・マシューズ(Wesley Matthews)が逆転の3ポイントシュートを決め、89-88とリードを奪還。一方、シクサーズは残り4秒でハーデンが左サイドからドライブしてシュートを狙うもリングにはじかれてしまった。

 その後、バックスはブルック・ロペス(Brook Lopez)がフリースローの1本目を決めた後、意図的に外した2本目がリングに当たって手元に戻ってくる間に試合終了となった。

 7月に手術した左手首の治療を続けているクリス・ミドルトン(Khris Middleton)を欠く中、バックスはロペスが17得点、グレイソン・アレン(Grayson Allen)が12得点でチームの勝利に貢献した。

 これで開幕2連敗を喫したシクサーズは、センターのジョエル・エンビード(Joel Embiid)が15得点、12リバウンドを記録した一方で、4本のターンオーバーも犯した。(c)AFP