【10月23日 Xinhua News】日本の繊維大手、東レの中国法人、東麗(中国)投資の石原昭彦氏は、中国での駐在生活が通算13年近くに及ぶ。

 初めて赴任したのは1997年。この時は江蘇省南通市に派遣された。石原氏は当時のことを25年たった今でも鮮明に覚えている。「日本から上海の飛行場に降りて、その先は高速道路もなかったため、南通市まで7時間かけてフェリーで渡った。当時は中国での生活になじめるかどうか、とても心配だった」と振り返る。

 2017年からは広東省(Guangdong)仏山市(Foshan)に勤務。工務部長として仏山地区を統括する。仏山では地元政府の配慮や支援を感じるだけでなく、嶺南(れいなん、中国南部の南嶺山脈以南)地域の風土や人情にも魅了されているという。

 定年を間近に控えた石原氏は「私にとって仏山は第二の故郷。私のキャリアの最高の部分は全て仏山にささげている」と話している。(c)Xinhua News/AFPBB News