【10月21日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は20日、部分的動員令を先月発動して以降初めて、招集兵の訓練所を視察した。

 国営テレビは、首都モスクワの南東にあるリャザニ(Ryazan)州の射撃場を訪れたプーチン氏の映像を放送。黒い服を着た同氏は、新型狙撃銃を試射した後、その場を去ろうとしたが、振り返って兵士の一人に対し「どんな家族がいるのか?」と問い掛けた。

 兵士が「5歳の娘がいます」と答えると、プーチン氏は兵士と抱擁を交わし、「幸運を祈る」と伝えた。

 軍幹部はプーチン氏に対し、動員兵の装備について説明。兵士たちを並ばせ、リュックサックを開けさせて所持品を見せた。ロシアではこれに先立ち、動員兵が十分な装備を与えられていないと報じられ、不満の声が上がっていた。

 映像は20日撮影・提供。(c)AFP