ロナウドがチェルシー戦のメンバー外に、先日の試合で無断退席
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【10月21日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が20日、前日の試合で無断退席したことで22日に予定されているチェルシー(Chelsea)戦のメンバーから外され、クラブでの将来が再び疑問視されている。
ユナイテッドが2-0で勝利した19日のトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)戦で、ロナウドは試合時間がまだ数分間残っているにもかかわらず、本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)の選手用通路に向かった。
報道によると、37歳の同選手はエリック・テン・ハーフ(Erik ten Hag)監督に対し、終盤での途中出場は望まないと訴えたという。
指揮官はトッテナム戦後、この問題に関して「対処する」と述べ、この日英カーリントン(Carrington)にあるクラブの練習施設に車で乗り付けたロナウドの姿が目撃された後、同選手の処分が発表された。ロナウドがテン・ハーフ監督政権下における自身の役割に公然と反発したのはこれが初めてではなく、同指揮官はついに大なたを振るった。
試合のメンバーから外されるという衝撃的な処分を受け、ロナウドはトッテナム戦での行動はつい感情に流されてしまった上でのことだったと弁明。また、自分の役割を取り戻すべく努力していくと、インスタグラム(Instagram)上で誓った。
「とても若い頃から、年上で経験豊富な選手たちの例が、自分にとってはいつだってすごく重要だった。だからその後は常に、自分が中心的にプレーしてきた全てのチームの若手選手にとって、自分自身が模範になろうと努力してきた。残念ながら、いつもそういられるとは限らず、感情に流されてしまうことがある」
「今はとにかくカーリントンで練習に励み、チームメートを手助けしてどんな試合にも万全の準備をしていく必要があると感じている。プレッシャーに屈する選択肢はない。これまでもそうだった。われわれはマンチェスター・ユナイテッドであり、団結しなければならない。すぐに、また一緒になれるだろう」
ロナウドをメンバーから外すというテン・ハーフ監督の決断は、ユナイテッドの上層部も全面的に支持しているとみられる。今回の規律問題を受け、首脳陣はロナウドの長期的な将来に関する決断の検討に入っていると伝えられている。(c)AFP