【10月21日 AFP】リズ・トラス(Liz Truss)英首相の政治生命は、レタスよりも短かった──。英大衆紙が行った両者の「賞味期限」勝負は、トラス氏が20日に辞意を表明したことで、レタスの勝利に終わった。

 大衆紙デーリー・スター(Daily Star)は14日、かつらと目玉をつけたレタス1玉のライブ動画配信を開始。その目的は、レタスの賞味期限である10日間が過ぎてもトラス氏が首相の座にとどまっているかを試すことだった。トラス氏は配信7日目に辞意を表明した。

 配信のきっかけとなったのは、英誌エコノミスト(Economist)が先週掲載した記事で、トラス氏が就任してから、大失敗に終わった経済政策を発表して権威を失うまでの期間がわずか7日間で、「レタスの賞味期限とほぼ同じ」だったと記したことだった。

 デーリー・スターはこれを受け、トラス氏の「賞味期限」までのカウントダウンを開始。トラス氏の辞任発表直後には、「レタスが正式にリズ・トラス首相より長生きし、勝利した。レタス万歳」とツイッター(Twitter)に投稿した。(c)AFP