【10月19日 AFP】バルト3国エストニアの議会(一院制、定数101)は18日、ロシアのウクライナ領併合を非難し、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)政権を「テロリスト政権」、同国を「テロ支援国家」に指定する決議案を賛成88で可決した。反対は10、棄権は3だった。

 同国議会は「プーチン政権は核攻撃の脅しによって、ロシアを欧州と全世界の平和にとって最も危険な国に変えた」としている。

 エストニアの隣国ラトビアも8月、ロシアを「テロ支援国家」に指定。「ウクライナ国民を標的にジェノサイド(集団殺害)」を実施していると非難した。

 一方、米国のジョー・バイデン(Joe Biden)政権は先月、「ロシアに責任を負わせる」上で「最も効果的または強力な道筋ではない」として、ロシアを「テロ支援国家」に指定しない方針を示している。(c)AFP