133人死亡のサッカー場事故、スタジアムを解体・再建へ インドネシア
発信地:ジャカルタ/インドネシア
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【10月19日 AFP】インドネシアのサッカースタジアムで133人が死亡した事故について、ジョコ・ウィドド(Joko Widodo)大統領が18日、スタジアムを解体して造り直すと発表した。国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)会長も、同国サッカーの改革と生まれ変わりを助けると約束した。
事故から2週間がたつ中で、ジョコ大統領は首都ジャカルタでインファンティーノ会長と会談。報道陣に対して「カンジュルハン・スタジアム(Kanjuruhan Stadium)については、取り壊してFIFAの基準に沿って再建する」と明かし、新スタジアムは「適切な施設を備えることで、選手とサポーター双方の安全を確保する」と話した。
大統領と並んで会見したインファンティーノ会長も、「われわれは、この国のサッカーを改革し、生まれ変わらせる」と述べ、「専門家を呼び、助力と投資を行って、インドネシアが国際舞台で輝けるようにする」と約束した。またインドネシアでは来年、U-20W杯(U-20 World Cup 2023)が開催されるが、大会の安全な実施に向け、FIFAとしてインドネシア政府と連携していくとした。
事故をめぐっては、FIFAとアジア・サッカー連盟(AFC)の代表が前週からジャカルタに滞在し、インドネシアのサッカー協会(PSSI)と政府とともに調査を行っている。ジョコ大統領は、調査が完了するまで国内の試合をすべて停止し、全スタジアムの点検を指示している。(c)AFP