【10月18日 AFP】(更新)ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は18日、ロシア軍がここ1週間余りにわたり続ける攻撃で、国内の発電所の3割が「破壊された」と発表した。非常事態庁によると、1100以上の集落で停電が発生している。

 ウクライナではエネルギー施設が相次いで攻撃を受けており、18日に首都キーウの施設を標的にした攻撃では2人が死亡した。

 ゼレンスキー氏はツイッター(Twitter)に「10月10日以降、ウクライナの発電所の3割が破壊され、各地で大規模な停電が起きている。(ウラジーミル・)プーチン(Vladimir Putin)政権と交渉の余地はない」と投稿した。

 電力会社DTEKは、キーウのドニエプル(Dnieper)川西岸地域で停電と断水が起きていると発表。非常事態庁のオレクサンドル・ホルンジー(Oleksandr Khorunzhyi)報道官によると、ドニプロペトロウシク(Dnipropetrovsk)、キロウォフラード(Kirovograd)、ジトーミル(Zhytomyr)、ハルキウ(Kharkiv)、ドネツク(Donetsk)、ザポリージャ(Zaporizhzhia)、ルガンスク(Lugansk)、ミコライウ(Mykolaiv)、ヘルソン(Kherson)の各州の1162の集落で停電が続いている。(c)AFP