【10月19日 CNS】中国・雲南省(Yunnan)鳳慶県(Fengqing)は「中国一の紅茶県」を目指している。地元の「鳳慶滇紅茶」は1986年に雲南省を訪れた英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)に贈られたことでも知られるブランドだ。近年は人気が低迷しており、あの手この手でブランド再興に努力している。

 鳳慶滇紅茶は、1938年に紅茶の専門家として知られる馮紹裘(Feng Shaoqiu)氏によって開発され、輸出されるようになった。しかし、近年は収穫量の少なさなどから他のブランド紅茶に推されて、滇紅茶の人気は低迷している。

 鳳慶県では県内13の郷・鎮の187の村で紅茶が栽培されており、7万5441世帯、33万4500人がお茶産業に従事している。ブランド再興は地元の経済と農家の生活を守るためにも必要だ。

 このため地元政府が主導して業界団体「鳳慶滇紅茶産業連盟」を設立。今年の春茶シーズンには、生葉の購入価格を例年より12.5%上げることに成功した。県の乾燥茶の総生産量は前年比11.2%増で、茶農家の平均収入も8313元(約17万2108円)と前年比23%増を記録した。

 将来的には、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」(Belt and Road)の交易路を活用して、鳳慶滇紅茶と鳳慶滇紅文化を再び世界に広げようとしている。(c)CNS/JCM/AFPBB News