【10月17日 AFP】ロシアの首都モスクワのセルゲイ・ソビャニン(Sergei Sobyanin)市長は17日、政府が出していた部分的動員令の目標が達成されたとして、徴兵事務所の閉鎖を発表した。

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 ソビャニン市長は自身のウェブサイトで「徴兵事務所は2022年10月17日、午後2時(日本時間同8時)に閉鎖される」と発表した。 

 市内で送付された招集令状は、今後無効になるとしている。同市の動員数は発表されていない。

 ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は先に、全体の動員目標は30万人で、すでに22万2000人が招集に応じたとしていた。

 モスクワは従来、貧しい地方部よりはるかに少ない兵士しか送り出していないが、国民の不満が噴出している動員を終了する国内初の自治体となった。

 ソビャニン市長は動員されたモスクワ市民に対し、戦場での幸運と生還を祈願した。(c)AFP