前線で共に戦う夫婦 「互いの居場所が分かる」 ウクライナ
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【10月22日 AFP】夫のアンドリー・ドルゴポロフさん(35)は多連装ロケット砲BM21「グラート(Grad)」砲兵部隊の司令官で、妻のテチアナさん(26)はその部隊の応急救護員だ。2人は共にウクライナの戦線に配置されている。戦場に一人以上駆り出されている家族は少なくないと兵士たちは言う。
アンドリーさんと指揮下の砲兵部隊は、ウクライナ南部の前線近くで攻撃対象となるロシア側の部隊を待ち構えている。
テチアナさんは草むらに置いたカセットコンロでコーヒーを沸かしている。
2人が出会ったのは約3年前。東部ドンバス(Donbas)地方で任務に就いていたときだ。同地ではロシアのウクライナ全面侵攻が始まる前から衝突が続いている。それから2人はいつも一緒にいるようになった。
妻への愛、そしてグラートへの愛で心が満ちていると言うアンドリーさん。「肝心なのは(その2者が)互いに焼きもちをやかないということです」と語った。
ブロンドの長い髪に茶色い毛糸の帽子をかぶったテチアナさんは、アンドリーさんを「男性としてまた司令官として」尊敬していると話した。
一緒に戦地に赴く利点は、砲撃を受けた時に、互いに相手の居場所が分かっていることだと2人は言う。
ウクライナ軍報道官のオクサナ・コベッツ氏は「どの家からも誰かしら前線に配置されているのではないか」と述べる。また報道官自身の夫も兵士で、長女は士官学校卒業直前、末っ子もそれに続くだろうと語った。(c)AFP/Joris FIORITI
