【10月17日 AFP】22-23スペイン1部リーグは16日、第9節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はFCバルセロナ(FC Barcelona)との「エル・クラシコ(El Clasico)」に3-1で勝利し、宿敵を抑えて首位に浮上した。

 本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)にバルセロナを迎えたレアルは、ビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)のシュートがGKマルクアンドレ・テル・シュテーゲン(Marc-Andre ter Stegen)にはじかれたところを、カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)が押し込んで12分に先制。さらにはフェデリコ・バルベルデ(Federico Valverde)がペナルティーエリアの端からミドルシュートを突き刺し、前半のうちにリードを広げた。

 アンス・ファティ(Ansu Fati)の華麗な突破から最後はフェラン・トーレス(Ferran Torres)にゴールを許し、終盤に1点を返されたレアルだったが、ロドリゴ(Rodrygo Silva de Goes)が自ら獲得したPKを成功させ、バルセロナに今季リーグ戦で初めて土をつけた。

 バルセロナのリーグ戦の連勝を7で止めたレアルは、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)ではグループステージ敗退が濃厚になり、欧州で苦戦する宿敵の傷口に塩を塗った。

 他のビッグクラブに肩を並べるべく今夏に大型補強を実行したバルセロナは、首位レアルに3ポイント差をつけられている。今季リーグ戦で1失点しか喫していなかったバルセロナだが、この日は前半のうちに2点を奪われ、レアルがリーグ唯一の無敗チームになった。

 ライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」に「何もかもがうまくいかない、ネガティブな動きの中にいるというのが、今の感情」と語ったバルセロナのシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督は、「何に対しても満足できない。ベルナベウで1-3の黒星というのはとても悪い結果」と続けた。

 他の試合では、レアル・ベティス(Real Betis)がウィリアム・カルバーリョ(William Carvalho)の2得点などでアルメリア(UD Almeria)に3-1で勝利し、4位に順位を上げた。また、レアル・ソシエダ(Real Sociedad)もアウェーでセルタ(Celta de Vigo)を2-1で下し、5位に浮上。RCDエスパニョール(RCD Espanyol)はレアル・バジャドリード(Real Valladolid)に1-0で勝利した。(c)AFP