【10月16日 AFP】ボクシング、WBAスーパー、WBC、IBF、WBO世界ライト級タイトルマッチが16日、豪メルボルンのロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)で行われ、統一王者デビン・ヘイニー(Devin Haney、米国)がジョージ・カンボソス・ジュニア(George Kambosos Jr.、オーストラリア)との再戦で判定の末に3-0(119-109、118-110、118-110)で勝利し、王座を防衛するとともに無敗を維持した。

 高い評価を得ている23歳のヘイニーは、契約に従ってカンボソスとの再戦に臨み、衝撃的なスピードと勘の良さ、絶え間ない左ジャブを再び使いながら、今回は右の強打も交えて相手を血まみれにした。勝利したヘイニーは戦績を驚異の29戦無敗(15KO)とし、敗れたカンボソスは2敗目を喫した。

 ヘイニーは今後、五輪で二つの金メダルを獲得しているワシル・ロマチェンコ(Vasyl Lomachenko、ウクライナ)との対戦が見込まれている。

 ヘイニーは6月のカンボソス戦で3-0の判定勝ちを収め、ライト級では1990年のパーネル・ウィテカー(Pernell Whitaker、米国)以来初めて、2004年から始まった4団体時代では初となる全団体統一王者に輝いた。4団体統一王者は、全階級を通じてヘイニーが史上8人目となっている。(c)AFP