【10月16日 AFP】米宇宙開発企業スペースX(SpaceX)を率いる実業家のイーロン・マスク(Elon Musk)氏は15日、同社のインターネット通信衛星サービス「スターリンク(Starlink)」のウクライナへの無償提供を継続する意向を示した。前日には、資金支援を続けることはできないとしていた。

 スターリンクは、地球低軌道に3000以上の小型衛星を投入した「衛星コンステレーション」と呼ばれる衛星通信サービス。ロシア軍との戦闘を続けるウクライナの通信網に不可欠となっている。

 マスク氏はツイッター(Twitter)に「うんざりだ。スターリンクはまだ赤字なのに、他の企業は税金から何十億ドルも受け取っているが、われわれはウクライナ政府に無償資金を提供し続けることになる」と書き込んだ。

 マスク氏は14日、スペースXはスターリンクの運営費として毎月2000万ドル(約30億円)近くを負担しているとし、無期限の負担はできないと示唆していた。(c)AFP