【10月16日 CGTN Japanese】中国の執政党である中国共産党の第20回全国代表大会(第20回党大会)が16日、北京の人民大会堂で開幕しました。習近平(Xi Jinping)総書記が中国共産党第19期中央委員会を代表して、全国の党代表2200人余りに向けて報告を行いました。報告では、過去5年の活動を振り返った上で、今後5年及びそれ以降の長い時期における党と国の事業の発展に向けた大きな政策、方針と行動綱領についての取り決めを発表しました。

 中国共産党は中国の発展について2つの「100年目標」を立てています。一つは、中国共産党成立100周年の時に小康社会(いくらかゆとりのある社会)を全面的に構築することで、この目標はすでに昨年実現しています。もう一つは今世紀半ば、新中国成立100周年の時に社会主義の現代化強国を全面的に実現することです。第20回党大会は、この2つの「100年目標」をつなぐ歴史的な時期に開かれた重要な会議で、中国が2つ目の「100年目標」へ向かう新たな道のりを切り開いた会議でもあるため、中国共産党の歴史上における新たな一里塚となりました。

 101年の歴史を持つ中国共産党は中華人民共和国成立以来、73年間政権を維持してきました。全国代表大会とそこで選出される中央委員会が、中国共産党の最高指導機関です。中国共産党全国代表大会は5年に一度開催されており、会期中、党代表らは前期の中央委員会報告と中央紀律検査委員会報告を審査し、党規約を修正して、党の重大問題を討議・決定するほか、新たな中央委員会、中央紀律検査委員会を選出します。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News