【10月16日 AFP】22MLBは15日、ア・リーグの地区シリーズ(5回戦制)が行われ、ジェレミー・ペーニャ(Jeremy Pena)が延長18回に決勝本塁打を放ったヒューストン・アストロズ(Houston Astros)が、シアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)を1-0で退けてシリーズ3連勝でリーグ優勝決定シリーズに進出した。

 マリナーズの本拠地で行われた試合は、両チームのリリーフ陣が数時間にわたって巧みな投球を披露し、MLBのポストシーズンでは初めてスコアレスで延長16回に突入。両チーム合わせて42三振もプレーオフ記録となった。

 延長17回まで、アストロズは13残塁、マリナーズは10残塁でゼロ行進が続いたが、迎えた18回表、ペーニャがフルカウントからペン・マーフィー(Penn Murfee)の速球をたたき、中堅に柵越えの一発を放った。

 アストロズはこれで6シーズン連続のリーグ優勝決定シリーズ進出を達成し、クリーブランド・ガーディアンズ(Cleveland Guardians)かニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)の勝者と対戦する。

 同日行われた両者の対戦は、ホームのガーディアンズが6-5で劇的な逆転サヨナラ勝ちを果たした。9回2死満塁、2ストライクと追い込まれた場面で、新人のオスカー・ゴンザレス(Oscar Gonzalez)が2点適時打を放った。

 これでシリーズ2勝1敗と勝ち越したガーディアンズは、同じく本拠地で行われる16日の試合での突破に王手をかけた。(c)AFP