【10月16日 AFP】22MLBは15日、ナ・リーグ地区シリーズ(5回戦制)第4戦が各地で行われ、サンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)は5-3でロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)を下し、通算成績3勝1敗でナ・リーグ優勝決定シリーズに進出した。

 3点差を追いかけるパドレスは7回、ジェイク・クロネンワース(Jake Cronenworth)が勝ち越しの2点適時打を放つなど一挙5点を奪って、今季レギュラーシーズンで111勝を挙げていたドジャースを退けた。

 ドジャースは今季両リーグ通じて最多の勝利数を記録し、ナ・リーグ西地区のライバルであるパドレスに22ゲーム差をつけていた。レギュラーシーズンでもドジャースはパドレスとの直接対決を14勝5敗としていた。

 1998年以来となるリーグ優勝決定シリーズでパドレスは、フィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)との対戦が決まった。

 フィリーズはこの日、8-3で昨季王者アトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)を退け、こちらも3勝1敗で勝ち上がりを決めた。

 フィリーズはブランドン・マーシュ(Brandon Marsh)の3点本塁打で先行すると、J.T.リアルミュート(J.T. Realmuto)のランニング本塁打、ブライス・ハーパー(Bryce Harper)のソロ弾などで加点した。

 リアルミュートのランニング本塁打は、捕手としてはプレーオフで初。ポストシーズンでは2017年以来、史上18人目の達成となった。

 2011年以来のプレーオフ進出となっているフィリーズは、その前年以来となるリーグ優勝決定シリーズに駒を進めた。フィリーズにとって最後のワールドシリーズは2009年で、2008年にはタイトルを手にしている。

 一方で昨季王者のブレーブスは、1998年から3年連続優勝を達成したニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)以来のワールドシリーズ連覇の夢が絶たれた。(c)AFP