【10月16日 AFP】22-23ドイツ・ブンデスリーガ1部は15日、第10節の試合が行われ、鎌田大地(Daichi Kamada)が2得点を挙げたフランクフルト(Eintracht Frankfurt)は、後半に崩壊したバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)に5-1で快勝した。

 PKを2本与えるなど5点を奪われたレバークーゼンは、さらに退場者を出して大敗を喫し、シャビ・アロンソ(Xabi Alonso)監督はリーグ戦初黒星を喫した。

 序盤から試合を支配したフランクフルトは、ハーフタイム直前にランダル・コロムアニ(Randal Kolo Muani)が相手GKルーカス・フラデツキー(Lukas Hradecky)にPKをセーブされたものの、フラデツキーがゴールラインから早く離れていたとして蹴り直しとなり、これを鎌田が決めて先制した。

 後半、ピエロ・インカピエ(Piero Hincapie)のゴールで追いついたレバークーゼンだったが、喜びもつかの間、フランクフルトはクリストファー・レンツ(Christopher Lenz)のクロスにコロムアニが頭で合わせて再びリードした。

 さらに数分後にイェスパー・リンドストロム(Jesper Lindstrom)が加点すると、レバークーゼンは完全に崩壊した。

 コロムアニに対するファウルでインカピエが退場となり、このプレーで得たPKを再び鎌田が沈めたフランクフルトは、終了直前にはルーカス・アラリオ(Lucas Alario)が古巣の傷に塩を塗る5点目をマークした。

 同じく低迷するVfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)がこの日4-1で最下位VfLボーフム(VfL Bochum)に勝利したため、レバークーゼンは2部3位との入れ替え戦を行う16位に転落した。  

 ミヒャエル・ヴィマー(Michael Wimmer)暫定監督率いるシュツットガルトは、3分にサイラス・カトンパ・ムブンパ(Silas Katompa Mvumpa)がPKを決めて幸先の良いスタートを切った。

 さらにコンゴ民主共和国出身のFWムブンパのアシストからナウイル・アハマダ(Naouirou Ahamada)が加点したシュツットガルトだったが、その後GKのミスからシモン・ツォラー(Simon Zoller)に1点を返された。

 しかしシュツットガルトは、後半も勢いが止まらないムブンパが64分にゴール左下隅にシュートを突き刺して3点目をマーク。最後は遠藤航(Wataru Endo)が4点目を決めて、今季初勝利を挙げた。(c)AFP