【10月14日 AFP】国連(UN)の紛争下の性的暴力担当国連事務総長特別代表(SRSG-SVC)プラミラ・パッテン(Pramila Patten)氏は14日、AFPのインタビューで、ロシア軍によるレイプや性的暴行はロシアの「軍事的な戦略」であり、「被害者の人間性を奪う意図的な戦術」だとの認識を示した。

 レイプがウクライナの戦争で武器として使われているのかとの質問に対し、パッテン氏は「ウクライナにはそれを示唆するものがすべてある」と述べた。

 同氏は「レイプの最中にどのような言葉を投げ掛けられたのかに関する被害者の証言が、被害者の人間性を奪う意図的な戦術であることを明示している」との見解を示した。

 パッテン氏によると、被害者の大半は女性や少女だが、男性や少年も含まれるという。ただし、「報告されるケースは氷山の一角」であり、戦時下で信頼性のある統計的な数値を得るのは難しいと説明した。(c)AFP