【10月13日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)は12日、グループA第4節が各地で行われ、リバプール(Liverpool FC)は途中出場となったモハメド・サラー(Mohamed Salah)の大会最速ハットトリックなどでグラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)に7-1で圧勝し、ベスト16進出が目前となった。

 ロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)が2得点を挙げ、ダルウィン・ヌニェス(Darwin Nunez)とハーヴェイ・エリオット(Harvey Elliott)にもゴールが生まれたリバプールにとっては自信を増す勝利となり、決勝トーナメント進出にあと1ポイントと迫った。

 一方、スコット・アーフィールド(Scott Arfield)のゴールで序盤に先制したものの逆転で大敗を喫したレンジャーズは、4試合を終えて勝ち点0、失点16と、12年ぶりとなったチャンピオンズリーグの舞台で厳しい教訓を与えられている。

 フィルミーノが前半と後半に得点を挙げて試合をひっくり返したリバプールは、同選手のお膳立てからヌニェスが試合を決定づけるゴールを奪った。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は、16日に予定されているイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)戦をにらみ、サラーとティアゴ・アルカンタラ(Thiago Alcantara do Nascimento)をベンチに置いていたが、残り22分で両選手を投入した。

 窮地に陥ったレンジャーズ守備陣から得点を奪うチャンスを逃さなかったサラーはわずか6分12秒の間にハットトリックを達成し、2011-12シーズンにオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)のバフェタンビ・ゴミス(Bafetimbi Gomis)がマークした最速記録を更新した。

 2週間後にアウェーで行われる次節のアヤックス(Ajax)戦で引き分け以上の結果を残せば、リバプールの16強進出が決まる。

 同組の他の試合では、ナポリ(SSC Napoli)がアヤックスに4-2で勝利。組首位の座をキープし、決勝トーナメント進出を決めた。(c)AFP/Kieran CANNING