【10月13日 AFP】ミャンマーの軍事政権は12日、反軍政デモを撮影中に拘束された日本人映像作家の久保田徹(Toru Kubota)さん(26)に対し、入国管理法違反の罪で新たに禁錮3年の判決を言い渡した。日本大使館の外交筋が、弁護人の話としてAFPに明らかにした。

 久保田さんは7月、反軍政デモの現場付近で、ミャンマー人2人と共に拘束された。外交筋によると、12日に出廷した際、健康状態に問題はないようだったという。

 先週、国家安全保障を阻害する情報を広めた罪で禁錮7年、軍への反対をあおった罪で同3年の判決を言い渡されていた。軍によると、両罪の刑期は同時に務めることになる。

 映画祭応募サイト「フィルムフリーウェイ(FilmFreeway)」に掲載されたプロフィルによると、久保田さんはこれまで、ミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャ(Rohingya)や「ミャンマーの難民と民族問題」に関するドキュメンタリーを制作してきた。(c)AFP