【10月12日 AFP】ロシアからドイツなどに石油を運ぶ「ドルジバ(Druzhba、友好)パイプライン」のうち、ポーランド内の区間で漏えいが確認されたとして、輸送が部分的に遮断された。ポーランドのエネルギー関連企業PERNが12日、明らかにした。

 同社は「現時点で原因は判明していない。影響を受けたパイプラインでの石油輸送は直ちに停止された。2番ラインは正常に稼働している」と説明した。

 漏えいは、11日夜に首都ワルシャワから西に約180キロ離れた同国中部の村付近で確認された。同社の広報担当者はポーランド通信(PAP)に対し、同パイプラインは主にドイツ国内の製油所2か所に石油を供給していると述べた。

 ただしドイツ政府は、同パイプラインから自国内の製油所への石油供給は「途絶していない」としている。

 ロシアからのパイプラインでは、バルト海(Baltic Sea)経由で欧州に天然ガスを輸送する海底パイプライン「ノルドストリーム(Nord Stream)」でも、4か所で漏れが確認されている。(c)AFP