盗まれたビートルズの落書き入りテーブルクロス、55年ぶりに持ち主へ 競売に
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【10月12日 AFP】英ロックバンド、ビートルズ(The Beatles)のメンバー4人が1966年の最後のコンサート前に落書きしたテーブルクロスが、盗難から55年を経て持ち主の親族の元に戻った。テーブルクロスは19日まで、ネットオークションに掛けられている。
テーブルクロスは、米サンフランシスコのキャンドルスティック・パーク(Candlestick Park)で行われた最後の有料コンサート前に、ジョン・レノン(John Lennon)さん、ポール・マッカートニー(Paul McCartney)さん、ジョージ・ハリスン(George Harrison)さん、リンゴ・スター(Ringo Starr)さんの4人のメンバーに加え、米フォークシンガーのジョーン・バエズ(Joan Baez)さんがステーキを食べながら落書きしたもの。
レノンさんが黄色い太陽を、マッカートニーさんとバエズさんが複数の肖像を描いた。スターさんとハリスンさんのサインもある。
食事を提供した地元ケータリング業者のジョー・ビラーディさんは、コンサート後にテーブルクロスをそのままとっておき、店の窓に飾った。だが、1週間もしないうちに夜間に強盗が入り、盗まれた。
テーブルクロスはその後、50年以上行方不明となっていた。しかし、2021年にビラーディさんの孫息子、マイケルさんがテキサス州から電話をもらったことで事態は急展開する。
マイケルさんはAFPに対し「声の主は女性で、私の一族がサンフランシスコでケータリング業を営んでいたかと尋ねてきた。テーブルクロスについて何か知っているのだと直感した」と話した。
この女性の兄弟が何年もテーブルクロスを保管していたが、どうしていいか分からないでいたという。この兄弟は、別の人物から価値がある物だとして借金の形にもらった。
「テーブルクロスを売ろうとしたが、盗品のためトラブルになる可能性があったので、女性が返却するよう説得した」とマイケルさん。
電話があった後しばらくして、テーブルクロスはビラーディ家の元に戻った。状態は極めて良好だった。
テーブルクロスのオークションを手掛ける競売会社ボーナムス(Bonhams)は、落札予想額を2万5000ドル(約360万円)としている。(c)AFP/Elias LEMERCIER