【10月12日 AFP】ロシアがウクライナ各地をミサイルで攻撃したことを受け、先進7か国(G7)首脳は11日、緊急会合をオンラインで開き、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の責任を追及すると表明した。

 ロシア軍はこの2日間、首都キーウを含むウクライナ全土をミサイルで攻撃し、各地の電力施設が停止した。G7は声明で、ロシアの攻撃を「最も強い言葉で非難する」とし、「罪のない一般市民に対する無差別攻撃は戦争犯罪となる」と指摘。プーチン大統領と関係者の「責任を追及する」と宣言した。

 会合に参加したウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は、プーチン氏にはまだ攻撃を「激化させる余地がある」と指摘。G7に対し、ウクライナの防空システムに対する資金援助を呼び掛けた。

 G7首脳はまた、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領がロシアとの合同部隊の配備で合意したことは、両国の「共謀」を示すものだと指摘。ロシアのウクライナ侵攻を手助けすることをやめるようベラルーシに警告した。(c)AFP