【10月11日 AFP】国連総会(UN General Assembly)の緊急特別会合が10日、開催された。ウクライナは会合で、同国各地へのミサイル攻撃を実施したロシアは「テロ国家」だと糾弾した。

 緊急特別会合は、ロシアによるウクライナ4州の一方的な併合について議論するため開かれた。ウクライナのセルヒー・キスリツァ(Sergiy Kyslytsya)国連大使は、ロシアが同日実施した大規模なミサイル攻撃について、「ロシアがテロ国家であることが再び証明された。可能な限り最も強力な方法で阻止しなければならない」と強調。自身の親族も攻撃の被害を受けたと明らかにした。

 キスリツァ氏は、首都キーウなど各地へのミサイル攻撃で民間人少なくとも14人が死亡、97人が負傷したと報告。「あなた方の近くに情緒不安定で狂った独裁者がいる限り、残念ながら穏やかに安定した平和を追求するのはほぼ不可能だ」と述べた。

 一方、ロシアのワシリー・ネベンジャ(Vasily Nebenzya)大使は、「われわれはウクライナ東部の兄弟姉妹を守ろうとしているにもかかわらず非難されている」と主張し、4州の一方的な併合を正当化した。ミサイル攻撃には直接言及しなかった。

 アントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長の報道官によると、グテレス氏は会合に先立ち、ロシアの攻撃について「戦争のエスカレーションであり、容認できない」と非難した。

 ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領も、ミサイル攻撃はウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領による「違法な戦争」の「極端な残虐性を示すもの」だと断じている。(c)AFP