【10月11日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は10日、ロシアがウクライナの首都キーウなど各地にミサイル攻撃を実施したのを受け、同国に高度な防空システムを提供すると約束した。

 ホワイトハウス(White House)の声明によると、バイデン氏はウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領と電話で会談し、「高度な防空システムを含めウクライナの自衛に必要な支援を続ける」と述べた。

 ロシア本土と同国が併合したウクライナ南部クリミア(Crimea)半島を結ぶ橋で起きた爆発に対する報復として、ロシアはこの日、ここ数か月で最大規模の攻撃を実施。ウクライナでは少なくとも11人が死亡した。ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は、さらに「厳しい」攻撃を行うと警告している。

 ゼレンスキー氏はバイデン氏との電話会談後、ツイッター(Twitter)で「(米国との)防衛協力において、防空が現在、最優先事項だ」と強調した。

 ウクライナ政府によると、ロシア軍はウクライナ各地に80発以上のミサイルを撃ち込んだ。隣国ベラルーシからイラン製無人機でも攻撃を行った。(c)AFP