【10月10日 People’s Daily】北京市中心部の亮馬河(Liangma River)ナイトツアーは最近、北京市民や観光客の新しいレジャーとなっている。そよ風が吹き、光の波がきらめく中、夜景を楽しみながら舞台芸術や遊覧船体験、そしてグルメを堪能できる。中国各地では、こうしたナイトツアーや夜市が復活している。

 オンライン旅行サイト「携程(Ctrip)」によると、今年上半期のナイトツアー観光の予約件数は、コロナ禍前の2019年と比べ70%まで回復した。南部の雲南省(Yunnan)ではナイトツアーの予約が急増。旅行情報メディア「馬蜂窩(Mafengwo)」のビッグデータによると、「夜市」の検索件数が増加しており、雲南省や、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)、甘粛省(Gansu)などの夜市は若い観光客に特に人気がある。

 世界最大の映画基地で「中国のハリウッド」と言われる浙江省(Zhejiang)東陽市(Dongyang)の「横店影視城」では、大規模なナイトショー「イン・トゥー・ザ・ムービー」が600回上演され、観客たちは俳優になったような没入型体験を楽しんだ。

 中青旅研究所の葛磊(Ge Lei)副所長は「ナイトツアーは都市の再生と観光のアップグレードをもたらしている」と指摘。飲食やショッピングだけでなく星空キャンプや美術館ナイトツアーといった新しいイベントが「ナイトマーケット」を急速に回復させている。

 携程によると、西部の陝西省(Shaanxi)西安市(Xi’an)や南部の広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)など各地の都市で夜間帯のタクシー利用が増加している。同社担当者は「ナイトツアーは直接のイベント関係者だけでなくホテルや飲食店、交通機関などにも恩恵を与えており、地域経済を幅広く刺激している。地域の特色を生かしたナイトツアーは地元の新しいブランドとなり、地域経済の回復に役立っている」と分析している。(c)People’s Daily/AFPBB News