【10月10日 AFP】ツイッター(Twitter)とインスタグラム(Instagram)は9日、米ラッパーのカニエ・ウェスト(Kanye West)さん(45)が反ユダヤ的な内容を投稿したとして、アカウントの凍結を発表した。

 ツイッターの広報担当者はAFPに、規約違反が認められたためウェストさんのアカウントを凍結したと述べた。インスタグラムを傘下に置くIT大手メタ(Meta)も、利用規約違反のため投稿を削除し、アカウントを凍結したと明らかにした。

 現在「イェ(Ye)」の名前で活動するウェストさんはツイッターで、「今夜は少し眠いが、目が覚めたらユダヤ人にデスコン3を仕掛ける」としていた。「デス(死)」と、平時よりも高度な米軍の防衛態勢レベルを示すコード「デフコン(DEFCON)3」をかけ合わせた造語とみられる。問題のツイートは、アカウント凍結により非表示になっている。

 ウェストさんは先日まで開催されていたパリ・ファッションウィーク(Paris Fashion Week)で、「Black Lives Matter(黒人の命は大切)」とのスローガンをやゆした「White Lives Matter(白人の命は大切)」というロゴ入りのTシャツを着用し、物議を醸していた。

 ウェストさんは、問題のTシャツについて自身を非難してきた米ラッパーのディディ(Diddy)さんとやりとりしたメッセージのスクリーンショットをインスタグラムに投稿。そこには「私に連絡するようおまえに伝えてきたユダヤ人たちに、私を脅して影響を及ぼそうとしても無理だということを証明してやる。言っただろう。これは戦争だ」と書かれていた。その後、ユダヤ人を標的にするとツイッターに投稿した。

 米ユダヤ人委員会(American Jewish Committee)は、ウェストさんが「ユダヤ人への憎悪をあおった」と糾弾している。(c)AFP