【10月10日 AFP】サッカー元スペイン代表守護神のイケル・カシージャス(Iker Casillas)氏が9日、ツイッター(Twitter)でゲイだとカミングアウトした投稿について、アカウントが乗っ取られていたと明かした。

 現在41歳のカシージャス氏は、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)で725試合に出場し、スペイン代表としてW杯(World Cup)も制した元選手。そのカシージャス氏は、「尊重してくれるとうれしい。私はゲイだ」とつぶやき、元代表のチームメートであるカルレス・プジョル(Carles Puyol)氏も、キスの絵文字付きで「今こそ、われわれのストーリーを語るときだ、イケル」と返していた。

 しかしカシージャス氏は、その後に別のツイートで「アカウントがハッキングされていた。幸運なことに、すべてが正常になった。フォロワーのみなさんには謝罪したい。特にLGBTコミュニティーのみなさんに謝罪する」と明かした。

 プジョル氏も、冗談のつもりで書いたと自身のツイートについて謝罪。「私は間違いを犯した。愚かなジョークを謝罪する。悪意があったわけではないが、完全におかしかった。不快に感じた人がいる可能性を理解している。私はLGTBIQA+コミュニティーをリスペクトし、サポートする」とつぶやいた。

 一方で、同性愛を公表しているオーストラリアのサッカー選手ジョシュ・カバッロ(Josh Cavallo)は、カシージャス氏らの一連の投稿を鋭く批判し、「侮辱を超えている」とツイートした。

 カシージャス氏は、テレビリポーターのサラ・カルボネロ(Sara Carbonero)さんとのカップルが有名で、子ども2人をもうけているが、昨年に離婚している。(c)AFP