【10月8日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が7日、70歳の誕生日を迎え、各方面から祝賀メッセージが寄せられた。ロシア下院のビャチェスラフ・ウォロジン(Vyacheslav Volodin)議長はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)に、「プーチン氏あってのロシアだ」と述べた。

 南部チェチェン(Chechen)共和国のラムザン・カディロフ(Ramzan Kadyrov)首長はアーカイブ映像と感情に訴える音楽を組み合わせたビデオメッセージでプーチン氏の「健康と長寿、成功」を祈り、「プーチン氏は世界におけるロシアの立場を変え、侮り難い国にした!」と述べた。

 国営タス通信(TASS)によると、ロシア大統領府(クレムリン、Kremlin)付近ではフラッシュモブが行われ、ロシアを構成する20民族の約40人が参加した。

 ロシアが一方的に併合を宣言したウクライナ4州の「首長」からも祝辞が寄せられた。

 ザポリージャ(Zaporizhzhia)のエフゲニー・バリツキー(Yevgeny Balitsky)氏は「ウラジーミル・ウラジーミロビチ(・プーチン氏)とロシア国民のおかげで、ザポリージャ州は偉大な国の一部となり、家族と再会することができた」とテレグラムに投稿。

「ドネツク人民共和国」の指導者デニス・プシーリン(Denis Pushilin)氏は「ドンバス(Donbas)地方の住民にとって、わが国の指導者(プーチン氏)の名前は、近代史上最も重要な出来事であるロシア復帰と永遠に結び付いている」と述べた。

 ロシア大統領府は、欧米諸国から受け取った祝辞を一切公表していない。(c)AFP