【10月9日 Xinhua News】中国北京市衛生健康委員会はこのほど、高齢者の健康を特別テーマにメディア交流会を開き、同市がここ数年ホスピスケアサービスシステムの構築に力を入れており、「ホスピスケアセンター4カ所建設、ベッド数200床増床」を同市の重要民生実務プロジェクトに組み入れていることを明らかにした。

 市全体のホスピスケアのベッド数は2025年までに1800床に増える見込みだという。

 同委員会高齢者健康処の丁衛華処長によると、同市は16年から、公立医療機関19施設のリハビリ施設へのモデルチェンジを段階的に推進、人材育成を強化し、ハード面での改造を重視することで、リハビリサービスの需要に積極的に応えてきた。同時に、介護センターの建設も強化しており、今年はベッド数20床以上の介護センター10施設の建設を予定している。

 2021年末の時点で、同市の常住高齢者は常住人口全体の20・2%を占める441万6千人で、中度の高齢化社会に入ったとみられる。市民の平均寿命は現在82・47歳になり、10年前の12年に比べ1・12歳上昇。高齢者は増え続けており、高齢者の健康に関する取り組みは新たな課題に直面している。(c)Xinhua News/AFPBB News