【10月8日 AFP】男子テニス、アスタナ・オープン(Astana Open 2022)は7日、シングルス準々決勝が行われ、大会第4シードでワイルドカード(主催者推薦)のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-4、6-3でカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov)を下し、ダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)との準決勝に進出した。

 全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)4強のハチャノフを相手に、ジョコビッチは今大会初めてサービスゲームを落としたものの、優勝したウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)以来約2か月ぶりにツアーに戻ってきてからは、シングルス大会でここまで1セットも落としていない。

「自分には常にハイレベルの力を求めている」というジョコビッチは、昨年の全米オープン決勝でメドベージェフに年間グランドスラム達成を阻まれており、「あしたはプレーのレベルを上げられるようにしたい。それが必要になるだろうから」と意気込んだ。

 一方、第2シードのメドベージェフは6-1、6-1でロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)を下し、今季マッチ40勝目。四大大会(グランドスラム)通算21度の優勝を誇るジョコビッチには、これまで4勝6敗で負け越している。

 もう一つの準決勝では、第5シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)と第3シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)が激突する。

 この日、ルブレフはアドリアン・マナリノ(Adrian Mannarino、フランス)を6-1、6-2で一蹴し、チチパスは第7シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)を7-6 (10-8)、6-3で退けた。(c)AFP