「DIY兵器」、ウクライナ軍の戦力増強に一役
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■「手元にある物でやっていく」
2メートルの長身を誇るエウヘニーさん(30)は、自作の多連装ロケット砲システムを搭載した30年前の全地形対応型メルセデス(Mercedes)製トラックを郊外の草原で運転していた。
このシステムの4本の筒は、ウクライナ軍が破壊したロシアの「グラート(Grad)」ミサイルから流用した。ロケット弾は、チェコ製とイタリア製の物を使っている。
DIYを手伝ったというエウヘニーさんは「われわれは、手元にある物でやっていく」と語る。「(まず)自分たち自身に頼れないようでは、誰も助けてはくれない」
市民から車、企業からトラック、双方から資金の提供を受けた。車両は迷彩色に塗装され、時には軍用の装備が搭載されることもある。
仏パリに拠点を置くロシアの軍事専門家ピエール・グラセール(Pierre Grasser)氏は、「ウクライナのDIY車両」は戦況に「決定的な影響」をもたらすわけではないにしても、「ロシア側を苦しめる」ことができるという点では意味があり、「共感を呼び、国全体の力の結集を示すものだ」と解説した。(c)AFP/Joris FIORITI
