【10月7日 AFP】ロシア正教会の最高指導者キリル総主教(Patriarch Kirill)は7日、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の70歳の誕生日を祝福し、プーチン氏のロシア統治は神の意志だとの考えを示した。

 キリル総主教は「神があなたに権力を与えたのは、国とあなたに身を委ねた国民の命運にとって、極めて重要かつ重大な責任のある仕事を成すためである」と述べた。

 キリル総主教は「ロシアのイメージを刷新し、主権と防衛力を強化し、国益を守っている」とプーチン氏を称賛した。

 さらに、ロシアの権力を20年以上にわたり握り続けているプーチン氏に対し「健康と長寿」を祈願し、「衰えることのない強さと、多大なる神の助け」があるよう望むと述べた。

 2009年からロシア正教会の総主教を務めているキリル氏は、ウクライナ侵攻を強く支持している。

 プーチン政権と密接な関係にあり、西側諸国の自由主義を批判し、保守的な価値観を擁護している。(c)AFP