【10月7日 AFP】サッカーアルゼンチン代表のキャプテンを務めるリオネル・メッシ(Lionel Messi)は6日、W杯カタール大会(2022 World Cup)は自身にとって「間違いなく」最後のW杯になると明かした。

 35歳のメッシは米スポーツ専門チャンネルESPNのアルゼンチン版に対し、「間違いなく最後のW杯になる。身体面は良い感じだし、昨年とは違って今年はとても充実したプレシーズンを送れた。今の状態に達するには、精神面の充実と希望を多く持つことが不可欠だった」とコメントした。

 出場すればカタール大会が自身5度目のW杯となるメッシは、2005年にA代表デビュー。これまで164試合に出場し、同国史上最多となる90得点をマークしている。

 フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に所属するメッシは、仏パリで行われたインタビューの中で、開幕が迫っているカタール大会に関して緊張感があると認めた。

 メッシは「W杯について不安や緊張がある」としつつ、「開幕が待ちきれない」と続けた。

 リオネル・スカローニ(Lionel Scaloni)監督が率いるアルゼンチンは目下35試合無敗となっており、大会前の優勝候補の一角を占めるとみられている。

 メッシは「僕らはとても組織化され、非常に強力な集団。良い時期に達しているが、何が起こるかわからない」と話している。

「どんな試合もすごく難しい。優勝候補がいつも優勝したり、期待されたような道をたどったりするわけではない」

「アルゼンチンは歴史とその重要性から、常に優勝候補に挙げられる。しかし唯一の本命というわけではないし、僕らの上を行く他のチームもいる」

 1986年大会以来3度目のW杯優勝を目指すアルゼンチンは本大会でグループCに入っており、11月22日のサウジアラビア戦を皮切りに、その後はメキシコ、ポーランドと対戦する。

 カタール大会はメッシだけでなく、37歳になるポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)にとってもW杯のトロフィーを掲げる最後のチャンスになるとみられる。

 メッシは3月、「W杯が良い結果に終わってもそうでなくても、大会後には多くのことを見直さねばならないだろう」と認めていた。

「良い結果になることを願っているが、間違いなく多くが変わる」 (c)AFP