【10月7日 AFP】22F1第18戦日本GP(Japan Grand Prix 2022)の決勝を9日に控えるアルファタウリ(AlphaTauri)の角田裕毅(Yuki Tsunoda)は、4年前はスタンドからレースを観戦していたものの、今回は鈴鹿サーキット(Suzuka Circuit)に飾られた自身の巨大ポスターに出迎えられた。

 F1で2シーズン目に臨んでいる22歳の角田は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)で3年ぶりの開催となる日本GPで待望の初出場を果たす。グランドスタンドには自身の巨大ポスターが3枚掲げられているものの特に重圧は感じておらず、逆に母国ファンからもたらされる「さらなるエネルギー」を楽しみにしているという。

 すでに来季も残留することでアルファタウリと合意している角田は、6日の記者会見で「4年前は観客の一人にすぎなかったので、こうして日本のファンの前で走れるのは想像しにくい」とし、「グランドスタンドの巨大ポスターも予想していなかった。すごくサポートしてくれていると感じるし、さらなるエネルギーになる」と語った。

 日本に帰国した際には、空港で出迎えたりホテルの外で待ち受けていたりする大勢のファンからもみくちゃにされた角田。FIA-F4選手権(F4 Japanese Championship)で走ったときよりも、よりパワフルなマシンで鈴鹿サーキットを経験するのを楽しみにしていると語った。

「前回、鈴鹿でレースしたときは優勝したので、それが良いイメージになる」

「F1をドライブするのとはかなり違いがあって、うまくビルドアップをする必要がある。それでも、自分が経験した中で最高のサーキットの一つだと思う」 (c)AFP