【10月6日 AFP】ウクライナ南東部ザポリージャ(Zaporizhzhia)州の州知事は6日、州都ザポリージャがロシア軍の攻撃を受け、少なくとも2人が死亡、5人が行方不明になっていると明らかにした。

 オレクサンドル・スタルク(Oleksandr Starukh)知事は、倒壊した建物から煙が上がっている写真をソーシャルメディアに投稿。「高層の建物」を標的としたロシア軍の攻撃が7回あったとし、「多くの人」が救助されたが、女性を含む2人が死亡し、少なくとも5人ががれきの下敷きになっていると述べた。救助活動はまだ続いているとしている。

 ザポリージャ市はウクライナの統治下にあるが、ロシアは今週、一部支配にとどまるザポリージャ州を「併合した」と発表した。近くには、ロシア軍が占拠し、激しい砲撃がたびたび繰り返されてきたザポリージャ原子力発電所もある。

 ザポリージャ州では先週、民間人の車列が砲撃を受け、少なくとも30人が死亡。ウクライナ政府はロシア軍の攻撃だと非難していた。(c)AFP