【10月6日 AFP】サウジアラビアが後援する男子ゴルフの新リーグ、リブゴルフ・インビテーショナル(LIV Golf Invitational)シリーズと、中東と北アフリカで開催されるMENAツアー(MENA Tour)が戦略的提携を結び、リブゴルフ出場選手に世界ランキングのポイントが付与されることとなった。

 いまだにランキングのポイント獲得対象となっていないリブゴルフだが、今後はMENAツアーと大会を共催することになる。

 リブゴルフと同様に3日間の計54ホールで大会を行うMENAツアーは、今週タイ・バンコクで開催される大会で初めて世界ゴルフランキング(OWGR)のポイントがリブゴルフ勢に付与されると発表した。

 リブゴルフのアトゥール・コスラ(Atul Khosla)代表は、「われわれは発展レベルのゲームをサポートするため、またリブゴルフ出場選手がOWGRポイントを獲得できる重要性と公平性から、この互いにとって有益な行動を起こした」と発表した。

 リブゴルフは既に5戦行われているが、全英オープン(The 150th Open Championship)王者のキャメロン・スミス(Cameron Smith、オーストラリア)や元世界1位のダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)、メジャー通算6勝のフィル・ミケルソン(Phil Mickelson、米国)をはじめとした出場選手にはランキングポイントが付与されていない。

 フェデックス・カップ(FedEx Cup 2022)プレーオフ終了後に米ツアー(US PGA Tour)離脱を発表したスミスは、リブゴルフ勢最上位の世界3位につけている。

 2022シーズンを同3位でスタートしたジョンソンは現在23位に後退。メジャー通算4勝のブルックス・ケプカ(Brooks Koepka、米国)は32位まで順位を落としている。メジャー4大会の出場資格は、ランキング上位50人に自動的に与えられる。(c)AFP