【10月6日 AFP】世界保健機関(WHO)は5日、インドの製薬会社メイデン・ファーマシューティカルズ(Maiden Pharmaceuticals)が製造した4種類のせき止めシロップや風邪シロップについて、西アフリカのガンビアで起きた急性腎不全による子ども66人の死亡と関連している可能性があり、調査を行っていると発表した。

 WHOによると、問題の製品は「Promethazine Oral Solution」、「Kofexmalin Baby Cough Syrup」、「Makoff Baby Cough Syrup」と「Magrip N Cold Syrup」。サンプルを分析した結果、腎障害を引き起こす有害物質のジエチレングリコールとエチレングリコールが許容量を超えて混入していたことが分かったという。

 WHOは、汚染された製品がガンビア国外でも流通している可能性があるとして、世界各国に注意を促している。(c)AFP