【10月6日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は5日、同国がウクライナから併合した地域の状況が今後「安定化」するとの見通しを示した。併合地域では最近、ロシア軍が後退を強いられ、ウクライナ側が複数の主要拠点を奪還している。

 プーチン氏は国内の学校教師とのビデオ会議に出席し、「われわれは新たな領土の状況が安定化するという前提で動いている」と述べた。

 その上で、ロシア軍が占領する4州で行われた同国編入を問う「住民投票」の結果は「十分すぎるほど説得力のある」ものだったと発言。「正直なところ、住民投票の結果には喜んだだけでなく、驚いた」と語り、結果は「疑いの余地がない」ものだと主張した。

 西側諸国やウクライナは、同国軍の進撃を受けるロシアが性急に実施した投票を「偽物」だと断じている。(c)AFP