【10月6日 Xinhua News】中国黒竜江省(Heilongjiang)ハルビン市(Herbin)にある東北虎(アムールトラ)林園は横道河子ネコ科動物飼育繁殖センターに属する三つのトラ飼育施設の一つで、アムールトラ400頭余りを飼育している。

 アムールトラはかつて中国東北部に広く分布していたが、約100年前にさまざまな理由により野生の個体群が急速に縮小した。1998年の合同調査では国内に12~16頭しか生息していないと判断された。

 中国はここ10年、国家公園の設置、国際協力の強化、科学技術の活用などの取り組みを積極的に進め、個体群の回復を促してきた。最新データでは、面積1万4千平方キロ超の東北虎・東北ヒョウ(アムールヒョウ)国家公園で、野生のアムールトラは2017年の27頭から現在では50頭に、アムールヒョウは42頭から60頭に増えた。(c)Xinhua News/AFPBB News