【10月10日 AFP】コロンビアの首都ボゴタで先月30日、セルフサービス式シェア自転車の新システムが始まった。10月末までに、合計3300台の自転車を300か所のステーションに配備する。

 クラウディア・ロペス(Claudia Lopez)市長は記念式典で、「きょう私たちは、一つではなく二つの夢を実現しようとしている」と述べた。「女性ドライバーが電気バスを運転する公営バスのラ・ロリータ(La Rolit)が運行を開始し、それと同じ日にボゴタ市の公共シェア自転車システムが始まった」

 人口約800万人の大都市ボゴタは地下鉄がなく、車であふれ大気汚染がひどい。中道左派のロペス市長は環境に配慮した、自転車利用を促進する政策を推進する意向だ。自転車は「コロンビア人のアイデンティティー、コロンビア文化の一部だ」と言うロペス市長は、近いうちにボゴタ市の自転車道を現在の598キロから1000キロに延ばすと約束した。(c)AFP