【10月5日 AFP】男子テニス、アスタナ・オープン(Astana Open 2022)は4日、シングルス1回戦が行われ、世界ランキング1位で大会第1シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は5-7、3-6でダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)に敗れ、初戦敗退となった。アルカラスは、ショッキングな敗戦を「教訓にする」と話している。

 全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)覇者のアルカラスは、昨年11月以来となるストレート負け。試合後には「相手の方がよかった。本当に積極的だった」と認め、「相手のかけてくるプレッシャーをかわせなかった。もちろんそこは学ばなくてはならない部分だし、この試合を教訓にする」とコメントした。

 一方のゴフィンは、ホルガー・ルーネ(Holger Rune、デンマーク)の棄権によるラッキールーザーとしての本戦出場だったが、チャンスを最大限に生かした。2回戦ではアドリアン・マナリノ(Adrian Mannarino、フランス)と対戦する。

 現在の世界ランキングは66位だが、トップ10入りの経験もあるゴフィンは、「こうした選手たちを苦しめられるレベルに自分がいるとずっと信じていた」と話し、「世界1位と大舞台で、大勢の観客の前で戦うときは、自分の中で火がつき、最高のプレーをする大きな力が得られる。そうするしかないからね」と続けた。

「戦ってベストを尽くさなくてはならないし、きょうはそれができた。自分には力があると常に信じていたし、まだこのレベルにいられるのがうれしい」

 シーズン最終戦のATPファイナルズ(ATP Finals 2022)進出確定を目指す第2シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)は、6-3、6-1でアルベルト・ラモス・ビノラス(Albert Ramos-Vinolas、スペイン)に完勝した。

 第3シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)も6-3、6-4でミハイル・ククシキン(Mikhail Kukushkin、カザフスタン)を難なく退け、初戦を突破した。(c)AFP