キリオス快勝で2回戦へ ルードは初戦敗退 楽天OP
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【10月5日 AFP】男子テニス、楽天ジャパンオープン(Rakuten Japan Open Tennis Championships 2022)は4日、シングルス1回戦が行われ、大会第5シードのニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)はツェン・チュンシン(Tseng Chun-Hsin、台湾)を6-3、6-1で下し、2回戦に駒を進めた。
カレン・ハチャノフ(Karen Khachanov)に敗れた全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)準々決勝以来の試合となった世界20位のキリオスは、自身のサービスゲームでわずか7ポイントしか落とさず、同87位のツェンを1時間6分で退けた。
序盤の数ゲームは「呼吸に苦しんだ」と言い、スロースタートとなったが、その後は「堅実」に復帰戦を戦えたとコメント。日本でのプレーは「うれしい」と喜び、「(日本の)観客の前でプレーするのは素晴らしいこと。彼らはとても礼儀正しく、いつだって良いテニスが大好き」と話した。
「ここ数年は新型コロナウイルスの影響を受けていたが、この大会が戻ってきて再び開催されとにかくうれしい」
一方、世界3位で第1シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)はハウメ・ムナル(Jaume Munar、スペイン)に3-6、3-6で敗れ、初戦敗退に終わった。
ルードは準優勝した全米オープン後、国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2022)とレーバー・カップ(Laver Cup 2022)に出場。前週は韓国オープン(Korea Open 2022)に遠征し、ほぼ休む暇なく戦ってきた。
試合後には全米オープン後は無理をしすぎてしまったと認め、「少し詰め込みすぎて、あまりにも多くの大会と試合に連続で出ようとしてしまったかもしれない。でも本当にアジアに来て大会に出たかった」と語った。「きょうはベストなレベルを発揮できなかったが、この経験や状況を教訓にしていきたい」
第6シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)は、クォン・スンウ(Kwon Soonwoo、韓国)に3-6、2-6で敗れ、こちらも1回戦で姿を消すことになった。
第9シードのボルナ・チョリッチ(Borna Coric、クロアチア)はタナシ・コキナキス(Thanasi Kokkinakis、オーストラリア)に6-4、7-6(7-4)、第8シードのダニエル・エヴァンス(Daniel Evans、英国)はラドゥ・アルボット(Radu Albot、モルドバ)に6-7(3-7)、6-1、6-4で勝利している。(c)AFP/Andrew MCKIRDY