【10月4日 AFP】日本政府は4日、北朝鮮が同日朝に発射した弾道ミサイルについて、東北地方上空を通過した後、太平洋上の日本の排他的経済水域(EEZ)の外に落下したと推定されると発表した。

 ミサイル発射を受け、北海道と青森県を対象に避難を呼び掛けるJアラート(J-Alert、全国瞬時警報システム)が発令された。

 松野博一(Hirokazu Matsuno)官房長官は会見で「北朝鮮は本日午前7時22分ごろ(中略)弾道ミサイル1発を東方向に発射した」と報告。「詳細については分析中だが、当該弾道ミサイルはわが国の東北地方上空を通過した後、7時44分ごろ太平洋上のわが国排他的経済水域外に落下したものと推定される」と述べた。現時点で被害報告などの情報は確認されていないという。

 岸田文雄(Fumio Kishida)首相は「暴挙であり、強く非難する」と述べた。(c)AFP