【10月3日 AFP】男子テニス、テルアビブ・オープン(Tel Aviv Watergen Open 2022)は2日、シングルス決勝が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-3、6-4で第2シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)を下し、今季3勝目、通算89勝目を挙げた。

 ジョコビッチにとっては、イタリア国際(Internazionali BNL d’Italia 2022)とウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)に続くタイトル。7度目の大会制覇を果たした7月のウィンブルドン後はツアーから離れていた中で、長期にわたる欠場期間が「モチベーションアップ」につながったと試合後に話した。

 新型コロナウイルスワクチンの接種を拒否しているジョコビッチは、全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)を含む北米のハードコートシーズンに参戦できず、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が引退した先月の団体戦レーバー・カップ(Laver Cup 2022)で復帰を果たしていたが、シングルスの大会に出るのはウィンブルドン以来だった。

 チリッチ戦は2008年の初対戦からこれで21戦19勝。今大会については「かなりいいテニスができた。1週間を通して一セットも落とさなかった」と振り返り、「3か月間一度も大会に出ていなかった中で、それがいいプレーをしようというモチベーションアップにつながった。1週間を通して非常に親切にしてもらい、たくさんの応援をもらったことも力になった。自信を手に来週に移れる」と話した。

 ジョコビッチは今週、アスタナ・オープン(Astana Open 2022)で連戦する。同大会には世界ランキング1位で全米オープン覇者のカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)が第1シードとして出場する。(c)AFP