【10月2日 AFP】世界ラリー選手権(WRC 2022)第11戦、ラリーニュージーランド(2022 Rally New Zealand)は2日、最終日が行われ、大会を制したトヨタ(Toyota)のカッレ・ロバンペラ(Kalle Rovanpera、フィンランド)が2戦を残して年間優勝を決めた。ロバンペラはチームの忍耐力を称賛した。

 22歳の誕生日から一夜明け、ロバンペラはWRC史上最年少のチャンピオンとなった。これまでの記録は1995年に年間タイトルを獲得したコリン・マクレー(Colin McRae)氏の27歳だった。

 ロバンペラは最終第17ステージのパワーステージでトップタイムを出し、ボーナスを獲得。これにより、年間2位につけるヒュンダイ(Hyundai)のオット・タナック(Ott Tanak、エストニア)がラリー・スペイン(RallyRACC Rally de Espana 2022)、ラリー・ジャパン(Rally Japan 2022)の残り2戦で逆転するのは不可能となった。

 ロバンペラは「これほどいいシーズンを送り、ようやくここへたどり着けたことに、非常に安心している」と話し、「何戦か難しいラリーがあって、少し待たされた。最も感謝しなくてはならないのは、もちろんチームだ。みんなは今年、ロケットをつくってくれた。信頼できる速いマシンだ」と続けた。

 順位は前日から変わらず、総合優勝8回のトヨタのセバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)が34秒6差の2位、タナックが48秒5差の3位に入った。(c)AFP