【10月2日 AFP】22-23イングランド・プレミアリーグは1日、第9節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)は宿敵トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に3-1で勝利し、本物の優勝候補であることを証明した。また、チェルシー(Chelsea)は2-1でクリスタルパレス(Crystal Palace)から劇的な勝利を収め、グラハム・ポッター(Graham Potter)新監督に初白星を贈った。

 代表戦による中断後の初戦でスポットライトを奪ったのは、リーグ戦8試合で7勝目を挙げ、2位との差を暫定で4ポイントとしたアーセナルだった。  

 本拠地エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)でのノースロンドンダービーでアーセナルは、トーマス・パルテイ(Thomas Partey)のゴールで先制。3位トッテナムはハリー・ケイン(Harry Kane)のPKで追いついたが後半に自滅し、GKウーゴ・ロリス(Hugo Lloris)のミスからガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)に2点目を奪われた。

 その後ガブリエウ・マルティネッリ(Gabriel Martinelli)に対する悪質なファウルでエメルソン・ロイヤル(Emerson Royal)が退場したトッテナムに対し、アーセナルはグラニト・ジャカ(Granit Xhaka)が加点。0-3で敗れ、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)出場権を逃す一因となった昨季のリベンジに成功した。

 パレスに先制を許したチェルシーは38分、移籍市場の最終日にスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)から加入したピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)が初得点をマークして追いついた。

 すると後半アディショナルタイムにチェルシーは、パレスでの武者修行から復帰した途中出場のコナー・ギャラガー(Conor Gallagher)がゴール右上隅に決勝ゴールを沈めた。

 レアンドロ・トロサール(Leandro Trossard)にハットトリックを許したリバプール(Liverpool FC)は、本拠地アンフィールド(Anfield)でブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)と3-3で引き分けた。

 83分にトロサールは三笘薫(Kaoru Mitoma)のクロスからハットトリックを達成。不安定な戦いが続くリバプールは、首位アーセナルに11ポイント離されている。(c)AFP/Steven GRIFFITHS