【10月1日 AFP】女性グループ「スパイス・ガールズ(Spice Girls)」の元メンバー、ヴィクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)氏(48)が9月30日、自身のブランドでパリ・ファッションウィーク(Paris Fashion Week)にデビューした。

 ショーには、ベラ・ハディッド(Bella Hadid)らスーパーモデルを起用。ベッカム氏自身は、通常のファッションウィークのようにショーの終わりにデザイナーとしてキャットウォークに登場することはせず、ショーの後に夫でサッカー元イングランド代表のデビッド・ベッカム(David Beckham)氏と共に会場の中庭に姿を見せ、観客と言葉を交わした。

 ベッカム氏は2008年に自身のブランドでショーにデビュー。これまでは主にニューヨーク・ファッションウィーク(New York Fashion Week)に参加してきた。

 世界各地に250店舗を展開し、ベッカム氏のインスタグラム(Instagram)のフォロワーは3000万人に上るが、ブランドは常に経営難にある。

 ブランドが目玉とするシックなオフィスウエアやイブニングウエアは新型コロナウイルスの流行で売り上げが伸び悩み、今夏の報告では同ブランドの負債は5400万ポンド(約87億円)に上り、商品の値下げと人員削減を余儀なくされた。(c)AFP