【10月3日 Xinhua News】中国国家外貨管理局は9月30日、今年第2四半期(4~6月)の中国の対外債務規模が全体的にいくらか減少したことを明らかにした。

 データによると、6月末の人民元・外貨建て対外債務残高は2兆6360億ドル(1ドル=約145円)で、3月末に比べ742億ドル、率にして3%減少した。

 同局の王春英(Wang Chunying)副局長兼報道官は次のように説明した。今回の債務減少は為替レートの変動が主な原因で、減少の約90%に作用した。債務構造をみると、6月末時点で人民元建て対外債務が全体の44%を占めた。期間構造をみると、中長期が全体の46%を占めた。人民元建てと中長期の全体に占める割合は3月に比べそれぞれ1ポイント減った。

 債務規模は短期的に小幅な変動で推移すると予想される。現在、主要指標は国際的に認められた安全圏内にあり、対外債務リスクは全体的に制御可能だ。(c)Xinhua News/AFPBB News